話が弾まないときは?
話しをしていて、なかなか話が弾まないな、と思うこともあるかと思います。
また、好意を持っている彼女との関係がなかなかはっきりしない時など、どのように気持ちを聞いたらいいのか悩むこともあるかもしれません。
ここでは、会話を構成する2種類の質問と、その質問の上手な使い方について、恋愛心理学的に考えていきたいと思います。
2種類の質問
心理学でカウンセリングをするときなど、大きく分けて2種類の質問のしかたがあります。
それは、「閉じた質問」と「開いた質問」。
「閉じた質問」とは、イエス・ノーで答えられる質問のこと。
「昨日は楽しかった?」
「好きな人はいるの?」
というような言い方のことですね。
一方で「開いた質問」とは、「何が?」「どうして?」というような、イエス・ノーでは答えられない質問のことです。
「昨日は何をしていたの?」
「どんな人がタイプ?」
というような質問がこのタイプですね。
「開いた質問」の利点
「開いた質問」は一般的に相手の気持ちを引き出しやすいといわれています。相手も自由に答えられますし、会話が順調なら「開いた質問」を多く使っていくといいのではないかと思います。
しかし、逆に相手が迷っていたり話しにくそうにしている場合、「開いた質問」を連発していると会話は途切れてしまいます。また、余計相手を困らせてしまったり、めんどくさく思われてしまうかもしれません。
そのようなときは「閉じた質問」が有効です。何せ二択で答えることができるので、答える側の負担が少ないからです。
このように、話しが順調なときは「開いた質問」、滞ってきたなと感じたら「閉じた質問」と使い分けていくことで、会話にリズムが生まれてきます。
もちろん、上記のことは実際には慣れも必要ですが、知識として頭の隅に置いておくと役に立つのではないかと思います。
「閉じた質問」から相手の気持ちを誘導
ここからが本番です。
イエス・ノーで答える「閉じた質問」ですが、時と場合によっては相手の気持ちを誘導するような使い方をすることができます。
「僕のこと、嫌い?」
こう言えば相手は、よっぽどのことがない限り
「そんなことないよ」
と答えてくれるはずです。
その時あなたはひと言、「よかった」と言って、嬉しそうな顔をすればいいのです。そうすれば相手は自然にあなたに対してプラスの気持ちを向けたと同じように気持ちになるはずです。
ちなみに相手が迷っているような状況で「開いた質問」で「僕のこと、どう思っているの?」と聞いたとしたらどうでしょう。相手の迷いは余計強まるだけでしょうね。
なお、このような質問のしかたは日常の会話でも使うことができます。
「昨日はどうだった?」
というような開いた質問で相手が答えに迷っているときは
「あれ? 楽しくなかったの?」
というような閉じた質問をすることによって、少しずつ会話を引き出していくことができるのです。
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